第一章 S-40シリーズ
Hallicrafters S-40 のシリーズは S-40からS-40A,S-40Bと 1946 年に始まり,1954 年まで続きました.
S-40 1946-1949
S-40A 1949-1950
S-40B 1950-1955
Tuning Range
Band 1 (broadcast): 550 - 1700 kHz
Band 2 (short-wave): 1.68 - 5.4 MHz
Band 3 (short-wave): 5.3 - 15.8 MHz
Band 4 (short-wave): 15.3 - 44 MHz
使用真空管
5Y3GT(整流器),
6SQ7(RFアンプ),
6SA7(オシレーターミキサー)
6SK7(1st IFアンプ),
6SK7(2nd IFアンプ),
6H6(検波器/自動ノイズリミッター),
6SG7(BFO/1stオーディオアンプ),
6K6GT(オーディオパワーアンプ).
S-40 S-40A の整流管は80 出力管は6F6です.
大きな左ダイヤルはメイン チューナーで,小さな中央ダイヤルはバンドスプレッドです.
ライトグリーンの文字盤は非常に美しく,白色の文字盤(現在残っている物は経年変化で黄褐色になっています)も用意されていました.
ダイヤルの右側には,内蔵スピーカー用の長方形の一体型グリルがあります.
各ツマミの機能は次のとおりです.
Sensitivity, 受信機の感度を調整します.
Band selector, 4 つのバンドを切り替えるバンド セレクター.
Volume オーディオゲインを調整します.
AVC/OFF さまざまな強度の無線信号のオーディオ レベルを自動的に調整する自動音量コントロールを切り替えます.
CW/AM 電信やSSBを聞く場合は CW にします.ブロードキャストと短波の場合は AM に切り替えます.
Noise limiter 電気的干渉によるノイズを低減する自動ノイズリミッター回路を切り替えます.
AC OFF/Tone 電源をオンにして,3 つのトーン設定 (高,中,低) のいずれかを選択します.
Pitch control コードリスニング用にCW信号のピッチを調整します.
STANDBY/RECEIVE アマチュア送信機で使用するための受信モードとスタンバイ モードを切り替えます.
この受信機の上蓋は,後部が長い蝶番でつながっているので,真空管などの交換は蓋を持ち上げて後ろに回すだけ
ラジオの背面には,アンテナ/グランドおよびオプションの外部スピーカー用の端子と,リモート スタンバイ スイッチ用のジャックがありま
■ S-40
S-40は 1946-1949 に製造されました.
■ S-40A
S-40A は,1949-1950 に製造されました
■ S-40A 2号機
■ S-40A 3号機
S-40A 3号機はパネルの文字カスレか激しく全面塗装しシールを貼りました.
シールは資料室に入れておきます.S-40シリーズで使えると思います.
シャーシも磨いてピカピカにしました.
■ S-40B
S-40B は, 1950-1955に製造されました.
■ S-40B 2号機
文字盤を水洗いしたら印刷が消えてしまったので作り直しました.
光が通る薄手の用紙に印刷しプラスチック板にパウチし取り付けています.
ダイヤル文字盤は洗わないようにして下さい.文字盤は資料室にUPしておきます.
■ S-40B 3号機
もう一度ラジオ少年にもどろう! ラジオ中年! … いやラジオ高齢者でもいいや!