プッシュプルゲルマ検波ラジオの製作
HPのリンクを探していたらあまり聞きなれないプッシュプルゲルマ検波受信機の回路(ラジオ少年の博物館より)が出てきた。
倍電圧方式とは若干回路が違い興味を引かれた。今手持ち品で出来ないか、MXX方式ではダメかと思案したが作る事が優先だとばかりに製作に取り掛かる。
JR1MXX 高橋さん 投稿ありがとうございます。
プッシュプルゲルマ検波 ラジオ
左下は今回の回路図と倍電流ゲルマラジオの回路構成である。
アンテナ側に入ってるSWとコンデンサーは省略して製作している。
2連バリコンをどうするか?手持ち品は確認した。
だがこれを使うのはとためらい板バリコンでの2連方式の模索が始まった。
板バリコン材料はたまたま買い置きのアルミ板が2枚出てきた。
歳のせいで買い置きも忘れてることがある。
今回の回路ではバリコンがもう一つ必要でこれも板バリコンとすることにした。
コイルはいつものスパイダーコイルとした。
3個製作となる。2個は同じもの1個は巻き数の異なる物とした。
ダイオードは1N60を使用することにした。
今回製作に関係する主な部品である。
これらの部品を事前に製作してこれから組み立て関係である。
2連バリコン構成も以前ネジでの間隔移動方式を応用する事で目途が着いた。
ここで一番大変なことは2連バリコン用M6ネジシャフトの穴あけ加工である。
2mmのドリルで4箇所穴あけする。
正式な設計図面が無いので頭での思惑図面?推測での製作でもある。
2連バリコン想定してのM6ネジシャフト支柱から製作組み立て開始である。
もう一つのバリコン用支柱も見えるが最終的には取り外した。
横送りの遊びが大きすぎて板バリコンスライド方式と変更した。
両バリコンとも回路指定の365pFには疑問であるがそれに近い値を想定してはいるが如何な物かではある。
それでも聴こえることを狙いとしてる。
2連バリコンを想定した物である。
M6ネジシャフトにある間隔で可動部板バリコンをアクリル板を介してボンドで貼り付けて取り付けている。
絶縁を考慮した物である。ツマミはコーヒービンの蓋を利用した。
ツマミ側から固定側板バリコンを可動板バリコンと間隔を0にして固定取り付ける。
次にもう一方の可動板バリコンを吊るして取り付け同じく固定板バリコンの間隔を0として固定板バリコンを固定取り付ける。
理論的には同じ間隔での可動板バリコンは移動となりここに2連バリコンと同等の働きがあるものと確信している。
正確さには動き、ぶれ等が乗じるので機械的な正確さは期待できない。
2連バリコン?の完成である。後方に見えるのは板バリコン扇形に開閉するスライどいたバリコンである。
正面から見た写真である
部品取り付けた状態である。つぎに配線関係である。
今回はイヤホーン用ジャック受けが手持ち無く配線出来ないのが痛い。
今回スパイダーコイルは3個使用している。
配線完了して完成状態である。
2連バリコン可動板バリコン吊り下げ部分に5厚のアクリル板に6ファイの穴あけしてスペーサーを急遽追加した。
動きを少しでもスムーズにするためである。
送り部分をアクリルでのネジ方式に改善すれば送りももっとスムーズになり2連、3連バリコンも夢ではなくなるのではないだろうかと想像している。
動作確認である。アース、アンテナにそれぞれ接続する。
クリスタルイヤホーンはワニ口クリップで接続した。
クリスタルイヤホーンを耳に差し込んで2連バリコンにツマミをゆっくり回すもアンテナ側板バリコンを回すも一向に聴こえてこない??何故だ??と不安が募る。アンテナ側板バリコンを手で触るとかすかに聴こえてきた。
スパイダーコイルの中間に入れている巻き回数の少ないコイルが充分に機能していないと思い込み残りの2個と同等に巻き回数のものと交換する。
多少聴こえてくる感じがするものの聞き取れない。
クリスタルイヤホーンを別の物と交換して聴いてみると放送内容が聞き取れた。
NHK第一、第二を確認できた。
期待した音声ではなかった。
アンテナ側の板バリコン開閉しても変化は感じなかった。やはり容量不足か?
一応動作確認は出来た。さらに音が大きくなるであろうことえのチャレンジは必要がましてきた。
時間を見てはさらに探求してみたい。課題の残ってゲルマラジオとなった。
それにしても365pFのポリバリコン探しが必要にになってきた?市販されているか?ですね。
既製品探しして新たにチャレンジはしてみたいです。
板バリコンでの2重バリコン方式?が確立できたのが今回の収穫かもです。
ここに新たなゲルマラジオがモウ一つ増えた。
JR1MXX 高橋