コイル製作状態
2連板バリコンの可動部は下部に蝶番2個,可動用連結には配線ダクトを使用する構想とした。
配線ダクトで構成
構想がまとまったところで各部品の製作に取り掛かった。
メインとなる2連板バリコンの製作に時間がかかった。
板バリコンの大きさは150x100mmとした.過去の経験、使用実績からの大きさである。
同じもの二組の製作である
可動部板バリコン製作状態で可動用のフレームをボンドで貼りつけた。
そのあとに開閉用の蝶番をボンドで貼りつけた。
配線用に片隅を3、1ファイの穴をあけて開閉に支障がないように折り曲げている。
板バリコン固定部は可動部に間隔を合わせてL型アルミフレームをボンドで貼りつけている。
アース側なので共通とした。L型フレーム部分には数カ所木ねじで固定できる穴をあけている。
固定側板バリコンにも配線用の穴3.1ファイを片隅にあけている。
可動部と固定部の板バリコン加工完成状態である。
各々の板バリコンには絶縁を施してある。
2連板バリコンをベースに取り付けた状態
開閉機構は右に見えるものと発想は同じとした。
横幅が300mmを超えている。(320mm)
開閉機構部分の部品加工、取り付けの様子である
M6全ねじを約420mm使用している。
これは開閉角度との関係で長めにしている。
開閉の支点を2ヶ所設けて開閉のスムーズな動きを狙いとしている。
2連板バリコンと開閉機構の完成図である。
これで開閉角度は約50度は取れている。
今回はこの部分の製作に一番時間がかかった。
同じものが多分他にはないと思われる??世界初??
後はコイル2組の取り付け等配線図にのっとっての作業となる。
イヤホーン受け、外部取り合い等はアクリル板を加工して取り付けている。
アクリル板部分で先行して配線できるところは事前に配線作業を済ませている。
このため残りはバリコン、コイルとの配線取り合いとなる。
配線も済配線チェック等すませる。
それにしても今まで製作した鉱石ラジオ関係では一番大きなものとなった。置き場所にに困る??
動作試験
配線も終わり期待しつつアンテナ線への接続、アース線への接続、イヤホーンジャックの差し込みと順次進めいよいよ2連板バリコンを閉じた状態から徐々に開いていく。
NHK第一がさらに開いていくとNHK第二が、さらに英語が、TBSが聞くことが出来た。
・しかし音声は思っていたほど大きくならなかった。
むしろ低いようである。各部品の製品のアンバランスが総合的に影響しているようである。
しかし2連板バリコンでの動作が確認できた。
この発想が次の製作に、応用につながることに期待が持てた。
今回の収穫ではある。手直しで音がおおきくなればいいのですが。
2011-1-10
JR1MXX 高橋 利男