2.鉱石ラジオの実験 Ⅱ 探り機構

実験メニューは次の通り予定しています

鉱石ラジオの実験 Ⅱ 探り機構

完成品の探り機構を使って検波してみます.ビデオをご覧ください

探り機構の構造

  この実験結果として分かった事
   鉱石探りはとてもシビアで,針を当てる場所が少しずれただけで検波できなかったり,検波性能が大きく変わります.
   針の圧力もシビアでなるべく軽く当てた方が良さそうです.
   鉱石のツルツルの平らな面でなくギザギサした荒れた面が良く検波できるようです.
   針を当てる感触はビデオをご覧ください.

  この実験結果を参考にexラジオ少年の鉱石ラジオの実験 Ⅲ章に進みます.  

<コラム 鉱石検波器分解写真>

鉱石検波器分解写真

鉱石検波器を分解すると上図のようにスプリングと2~3mmの鉱石(方鉛鉱)が入っています。
(写真提供:JA1BPG岩本さん ありがとうございます)

コラム 鉱石検波器

鉱石検波器(こうせきけんぱき)は、半導体の性質を有する鉱石に金属針を接触、ショットキー障壁を利用して、整流作用を得るようにしたものです。検波

コラム 昔の鉱石検波器

検波器  初期の鉱石検波器は、方鉛鉱や黄鉄鉱などの天然鉱石に金属針を接触させ、ほぼ毎回、感度の良い部分を金属針を動かし探って用いる方式のものでした。

小林健二著「ぼくらの鉱石ラジオ」(筑摩書房)は250頁に渡り鉱石ラジオが解説されており素晴らしい書籍です。
  この本の厚手のカバーの裏に1920年代から40年代にかけて欧米の雑誌に登場した広告が掲載されています。その中から1つの鉱石検波器を転載させて頂きました

 

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