2.鉱石ラジオの実験Ⅳ バリアブルコイル(ヴァリオメーター)
実験メニューは次の通り予定しています
鉱石ラジオの実験Ⅳ バリアブルコイル(ヴァリオメーター)バリコイル(ヴァリオメーター)とは可変インダクタンスです. 昔ミュー同調式のゲルマラジオがありましたが,これもインダクタンスを可変にしたものです. ここで実験したいのは昔の鉱石ラジオにも使われていたコイルの中にコイルを入れて,中に入っているコイルを回転させることにより合算されたり減算されたりし,可変のコイルを作って同調回路にしてやろうと目論んでいます. 今回は仮設で実験します. 仮設は板の上に虫ピンを立てて配線を固定します. バリコイルではコンデンサーは固定にしますが,テストのためにバリコンを材料として入れておきます. 材料 1. 板 2. 虫ピン 3. エナメル線 .4mm 10m x 2個 0.16mm 15m x 1個 4. ペットボトル直径60mm前後 台所ラップの芯直径30~33mm (中コイル用) 5. ポリバリコン またはテスト用コンデンサ 30P 60P 100P 200P 400P 6. LM386 D級アンプと 乾電池2本 7. 小形スピーカー 8. 1N60(*) と 鉱石 (*)最初はゲルマニュームダイオード1N60で進めます. ゴール近くなったら方鉛鉱に置き換えます. (1) Ⅳ章の試作品1
Φ1とΦ2を直列に結線します.同心円にして回すとコイルが直列に動作する場所と,打ち消しあう場所ができます. 試作品1の課題と対策 (2) Ⅳ章の試作品2試作品2は筒形のコイルの中に筒形のコイルを入れ,中のコイルを回転させることにしました. 外側の筒形コイルは直径63mmのペットボトルに0.4mmの銅線を10m巻けるだけ巻きました.145µHです. 内側のコイルは内径33mmの台所ラップの芯を利用します 結論は(b)が良い成績でした. 試作品2 の動画をご覧ください. 試作品2の課題と対策 (3) Ⅳ章の試作品3試作品3は中に入れるコイルを大きくします.
試作品3 の動画をご覧ください.
コイルのQについて円筒形コイルのQは直径と巻きの長さが1:1 比率の時が良いそうです.その点で考えると試作品1は最悪ですネ.NHK第一に第二が被るはコイルのQが悪く選択度が良くない事が予想できます.
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